マクロビオティック(マクロビオテック)

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マクロビオティック

マクロビオティック

マクロビオティックとは、「健康による長寿」や「偉大な生命」といった意味をもつ、食生活法や食事療法のことです。これは、おおまかに言うと、玄米菜食を基本とし、肉や砂糖、乳製品や食品添加物と避けるというもの。

 

 

 

 

マドンナやトムクルーズ、他スーパーモデルといった有名人が実践していることでも話題となり、また女性誌においても特集を組まれるほど注目を浴びたマクロビオティック。名称であるマクロビオティックは、「マクロ」と「ビオティック」の合成語であり、古代ギリシャ語の「マクロビオス」を語源とすることから、海外より伝わってきたものである印象をもたれる方は多いかもしれません。

 

 

しかし、古代に起源をもつマクロビオティックとはいえ、現代のマクロビオティックを確立したのは日本人。

 

思想的な基盤を成したのは、明治時代の薬剤監・医師であった石塚左玄氏で、これを自らの考案により現代のマクロビオティックとして確立、普及させていったのが、桜沢如一氏です(海外においては「ジョージ・オーサワ」として知られています)。

 

 

よって、一見、欧米より入ってきた文化のように思えますが、マクロビオティックとは、逆輸入というスタイル。日本人が入りやすい哲学ともいえます。

 

 

なお、現代の代表的なマクロビオティックの推進者となっているのは久司道夫氏。創始者である桜沢氏の亡き後、直弟子であった久司氏がその理論を基礎とし、さらに現代人が納得できるような化学的な視点から、マクロビオティックを築いています。

 

 

そんなマクロビオティックの由来や思想などを調べていると、一瞬、難しそうという気持ちを持っている人もいるかもしれませんが、簡単には「自然の食を自然体で摂る」ということ。肩の力を抜いて楽しむことが継続の鍵となるのです。


マクロビオティック2

マクロビオティックは具体的にどのような食事をするのかというと、標準食は、玄米を中心とした、あわ、きび、ひえ、大麦、小麦、とうもろこしなどの全粒穀物。これに、野菜や豆、海藻、などをバランスよく食べることを基本とする、穀物菜食です。

 

動物性の食品は魚介類を中心とし、バランスは主食が5、副食が3〜4、動物性食品が1〜2のバランスが目安。

 

 

また、食材のみならずその食べ方においても、基本があります。皮や根を捨てずに食べるといった「一物全体」、近隣や土地のもの、旬のものを食べる「身士不二」。

 

そして、体に優しい食事ということは、当然ながらよく噛むことも(最低30回以上)必要です。どんなにマクロビオティックの標準食を意識したとしても、食べ方が体にやさしくなければ、せっかくの意味を成しません。

 

また、食べものには、体をあたためる働きをもつものと、逆に冷やす機能があるものとがありますが、マクロビオティックにおいては、これを「温める=“陽”」と「冷やす=“陰”」とし、「陰陽の調和」をはかることも意識しておこないます。

 

 

そんなマクロビオティックの基本ですが、人間それぞれには体質というものがあり、この体質や環境などにより、必要な栄養が異なってくるのが当然です。よって、マクロビオティックを通じて現在の自分により適した食材選びや調理を覚えられるというのも、マクロビオティックの深みのひとつなのです。